人間は、重い頭を二本足で支えているために腰痛がでやすいものです。
腰痛といっても色々あり、代表的なものでも年齢的な腰痛や、いわゆるギックリ腰、椎間板ヘルニアによる腰痛など様々です。
ギックリ腰と椎間板ヘルニアについてすこし書いてみました。
一般にいうギックリ腰です。ほとんどの人が、一生の内に一度は経験するといわれています。
80%の人は放置しておいても、1ヶ月以内に改善しますが、20%は慢性腰痛に移行するといわれています。
しかし具体的に腰のどの部分が痛みの原因なのかよくわかっていません。
椎間板由来であろうともいわれています。
みなさんは、自分の腰のエックス線写真をご覧になったことがありますか?
横から見ると腰の骨のお腹側は、長方形に見えます。この長方形の上下に付いていて、
長方形と長方形の間のクッションの役割をしているのが、椎間板です。
この椎間板が背中側に突出したものが、椎間板ヘルニアです。
症状は、どこにヘルニアが突出するかで違うのですが、大まかには腰痛、下肢痛です。
下肢の麻痺や排尿の異常が出ない限りは、安静、神経ブロック、投薬で改善することが多いです。
当院では開業以来上肢(腕)、腰部、下肢(あし)の痛みに対して、首や肩、腰、下肢への注射を行っております。
これからは、伝統的な神経ブロックはもちろん、東洋医学で用いられる経絡(簡単に言うとツボ)を利用した注射を研究していきたいと思っております。