骨密度は女性の場合、20歳前後でピークを迎え、そののち40代半ばまでほぼ一定を維持しますが、50歳前後から低下してしまいます。
加齢によって骨密度が低下するのは、女性ホルモンの減少に加えて、
腸管でのカルシウム吸収機能の低下、カルシウムの吸収を促進するビタミンDを作る働きが低下するなどの理由があります。
食事内容や運動なども重要な因子です。骨粗鬆症は生活習慣病の1つに含まれており、生活習慣の改善は薬物治療の前段階として大変重要です。
以上のように、原因を主に加齢や生活習慣によるものを原発性骨粗鬆症といいます。
アンチエイジング医学に基づく生活習慣改善指導 図1 加齢に伴う骨量の変化より
これとは別に、ある疾患にかかってその状態が長く続くと、結果として骨粗鬆症を併発する場合があります。これを続発性骨粗鬆症といいます。
どのような疾患に引き続いて骨粗鬆症が起こりやすいか、
いくつか列挙してみます。
現在、骨粗鬆症は生活習慣病の一つに含まれており、生活習慣の改善は薬物療法の前段階として大変重要です。